ウェブ制作会社に依頼するときの注意事項
デザインやキャッチコピーを得意とするところが多いようです。そのため、デザインはきれいだけど内容が薄いとか、売り込み臭いキャッチコピーで会社の品格を損なうといった恐れもあります。
制作会社以外の第三者「仮想」お客様(友達、家族)の意見も取り入れつつ、次のようなサイトになってないか、チェックしましょう。
チェックリスト
売り込むためのキャッチコピーばかりで、お客様にとって役立つ情報=有益なコンテンツが希薄になっていないか
誤字や文法上の誤り、事実誤認、根拠や出典が不明、実績がオーバーなど信頼を損なう内容になっていないか
無料のツールや、月々500円程度のサーバー、年間1,000円以下のドメインを使用しているのに、月々の管理費として高額な費用を請求されていないか
「SEOで○位を保障する」など、根拠のないメリットを鵜呑みにしていないか
「売ること」ばかりに力を入れ、アクセシビリティやユーザビリティへの配慮を欠いていないか
ブログやメールを書くように、簡単にサイトを更新できるシステムとして、代表的なもの「WordPress」があります。これは無料です。
ひと昔前まで使う事業者も多かった有償の「Movable Type」(通称「MT」)も、使用料は微々たる金額です。月々数万円といった費用を請求された場合は、その根拠を聞き、納得したうえで契約してください。
こんなサイト設計は危険!
サイトのデザインは、トップページ用の美しいデザインから始めてはいけません。
先生の顔写真入りの素敵なヘッダー画像を作ってもらうと、ついうれしくなってしまうと思いますが、ちょっと待ってください。
サイトは色やデザインだけではなく、これまでお伝えしてきたように、サイトの構造、ページタイトル・リンクテキスト・見出し、書かれている内容(コンテンツ)が重要です。
これを煮詰めるのに、デザインや色遣いが邪魔して、お客様の目を曇らせます。
最初にモノクロのスケッチとプロトタイプを作成し、きちんと機能するものが得られたと確信を持てるまで、それらを使って検証を繰り返しましょう。
特にはじめてサイトを作成する方は、いきない完璧を求めないことが得策です。
「これはフェーズ1」(段階。局面)魔法の言葉です。
つまり、常に見直し改善し続けること、フェーズ2、フェーズ3をはじめから想定して、サイト制作に取り組みましょう。
見やすくするポイント「文字間・行間」
JIS(日本工業規格)には文字・行間について、
①1行の長さは40文字以内
②行送りは1.5文字分以上
例)文字サイズ 12pt 行間 12pt ✖️ 1.5 = 18pt
③パラグラフ間は、2.の1.5倍以上となります。
例)行間 18pt →パラグラフ間 18pt ✖️ 1.5 = 27pt
という規格があります。
※JIS X 8341-3 高齢者・障害者配慮設計指針第3部:ウェブコンテンツ(日本規格協会 発行)2010年版7.1.4.8 視覚的な表現に関する達成基準(AAA)より
余談ですが、8341は「やさしい」という意味でつけられました。
公的機関の取組事例集
参照:士業のための文章術
当社においての見やすさ保障
見やすさのポイントとし総務省が推奨する「みんなの公共運用ガイドライン」での検証がございます。
「みんなの公共サイト運用ガイドライン」は、公的機関のホームページ等が、高齢者や障害者を含む誰もが利用しやすいものとなるように、見やすさ(ウェブアクセシビリティ)の確保・維持・向上を支援を目的として作成された手順書です。
手順書に沿って検証作業を行うことで、見やすさに特化したホームページを作成いたします。
日本の情報商材のようにWordPressで作られた会員制サイトは使い勝手が悪く、ユーザービリティも最悪です。
ホームページの自体の見やすさに特化した上で、英語圏のトッププレーヤーの様にクリックファネル、セールスフォースといったユーザー第一の優れたソフトウェアを使ったマーケティングを意識したページ制作をおすすめします。
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